介護アロマケアの実践
介護アロマケアの実践
今日はご友人のお父様へのフットトリートメントを継続して行っている、順子さんのお話をご紹介したいと思います。
順子さんは岡山市内でfeel(フィール)というリフレクソロジーのサロンをされていらっしゃいます。
ご友人のお父様のお名前は長尾薫さん。御年98歳。

お写真を拝見すると98歳とは思えないくらい、若々しく、お元気でいらっしゃいますが、
トリートメントに伺い始めた当初は足がパンパンに浮腫んでいて、動かすのはおろか、触れるだけでも痛いと言われていたそうです。
それから週に2回、娘さんと共に訪問し、足浴を15分。
そのあと体調に合わせて、足裏から膝までのトリートメントを50~60分を行っていたとのこと。
現在は脚のむくみも緩和して、ほっそり!



足浴も、あまり痛がることなく、気持ちよさそうにされてくれるそうです。
順子さんの笑顔も素敵です♪
介護アロマケアセラピストとしてできること
こうしてフットケアリストとしてすでに活躍している順子さんが、
今回、当スクールの介護アロマケア学の実技(フット1:ベッドでの施術)を受講してくださいました。
この講座では、アロマオイル(精油)やマッサージの方法でだけではなく、
“私たちセラピストがどのように関わるのか”も、お伝えしています。
介護アロマケアセラピストは、民間の資格で、
治療や介護、リハビリのスペシャリストではありません。
介護は、介護スタッフさん
リハビリは、理学療法士さん
それぞれ資格を持った専門家が担当していますし、理学療法士さんはマッサージもなさいます。
では私たちは何をしているのか?
それは
「心の老化」の予防
人は感情の生き物ですが、老化とともに感情をつかさどる脳が徐々に委縮し老化しはじめます。
感情=心が老化すると、
自発性・意欲、創造性が衰え、次第に体も、見た目も加速度的に老化してしまうのです。
私たちは、トリートメントや香りで脳に物理的刺激を与えながら、
会話や、考えてもらうこと、自分でやってもらうことを意識して高齢者と関わります。
介護スタッフさんが身の回りのことをしてくださると、身体は楽ですし家族は本当に助かっていますが、優秀なスタッフさんであればあるほど、ついつい甘えて自分で動こうとしたり、工夫することが減ってしまうのも事実です。(実母はまさにこのタイプ。かまってちゃんに大変身しました…(^^;)
そんな時は、私たちの出番です。
・声に出してもらう
・昔のことを話してもらう
そして
・笑ってもらう←ここ大切!
このようなコミュニケーションをとりながら、身体のむくみや、慢性的な痛みを緩和するためのトリートメントを行います。
信頼のおけるセラピストが、第三者的な立場で関わることも、社会性を意識してもらう上でとても大切なこと。
余談ですが、、私は実母の在宅介護をしていた時は、それはそれはスパルタでした…(^^;
頭ではわかっているのですが自分の母親となると、老いを認められなかったり、そのほかの複雑な感情で、なんだか優しくなれない時が多かったのです…
今回、順子さんはご友人様と理想的な形で、お父様にかかわっていらっしゃいます。

このお写真からも娘さんからにじみ出る愛情を感じますジーン
受講された後、お父様へのアプローチも「してあげる」から、「自分でしてもらう」に少し変わったようです。
鏡を見て身だしなみを整えたり、
風船で軽く運動したり。
安心できる人が笑いかけてくれること。
おしゃべりしてくれること。
そして、トリートメントの心地よい「快」の感覚を受け取ることで、
脳が抱えるストレスを緩和させ、心の老化を緩やかにすることにつながれば、とても嬉しいです。
今回私は、直接お手伝いはしていませんが、ご友人がお父様に向ける深い愛情と、順子さんの暖かなタッチングが、お父様の心に働きかけて良い方向へと導いてくれているのを見て感動しました。
98歳というお年を考えると、起きているのも大変な時もあるでしょう。
ですが、可愛い可愛い娘さんが会いに来てくれて、
今まで、痛くて仕方なかった足のむくみを緩和してくれるマッサージをしてくれる人が来てくれた。
それらが、
身だしなみを整えることや、
春になったらお花見に行きたい。と思うことに繋がったって、とても素敵です。
これからも、無理なく穏やかで、楽しい時間をお過ごしいただきたいと思います。
このたび、このブログへの掲載を快諾してくださいまして、心より御礼申し上げます。
今現在、ご家族の介護をしていらっしゃる方に少しでもお届けできたらうれしいです。
介護アロマケアセラピストができることは、
家族とともに寄り添いながら、誰にも平等に訪れる「老化」特に「心の老化」を緩やかにするお手伝い。
そこには、深い愛情があるのだと改めて思いました。









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